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無視、尾行、ゴミの不法投棄……田舎暮らしで村八分にされた夫婦のおぞましい証言、、、日本の移入者が定着しないほとんどの地域ではこれと同じことがなされていることでしょう!
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    無視、尾行、ゴミの不法投棄……田舎暮らしで村八分にされた夫婦のおぞましい証言 5/2(木) 5:58 Yahoo!ニュース 188 「異議」を許さぬムラ社会 田舎暮らしで村八分にされた夫婦のおぞましい証言とは(※写真はイメージ)  田舎暮らしにおいて、“それ”は突然やってくる。前兆や前触れはない。  ***  有力者の1人が“無視”を始めると、伝染病のように蔓延し、集落に拡散する。まさに村八分の圧力だ。移住家族は孤独に追い詰められ、田舎暮らしを諦めざるを得なくなる。  4月、不動産屋に先導された田舎暮らし希望者が、空き家を求めてベンツやアウディで山へと上がってくる。それは「また犠牲者がやって来た」ことを意味するのだ。  甲信越地方の、西日本寄りに位置する集落。千葉県船橋市から茅野さん(仮名、以下同)夫婦が移住したのは2007年の秋だった。東京の大手金融機関に勤めていた夫ならば、移住先での再就職もあるだろう。まだ子供もいなかったこともあり、旅行で知った温泉のある集落に越した。  だが、移住先で子供が産まれ、小学校に上がる今年、東京に引っ越した。理由は、集落で同世代の女性たちからことごとく無視され始めたからだ。妻の康子さん(35)が振り返る。 「移住して10年目を迎えようとした頃でした。きっかけは些細なことだったんです。いや、それもあくまで私が『きっかけだろう』と思うだけで、本当のところはわかりません。何しろ、無視されるんですから。口をきかない、目も合わせない。これでは相手の本音や心の内は何も分かりません。でも多分、夏祭りの運営をめぐって、私が意見を言った直後から、様子がなんだかおかしくなったのは間違いないはずなんです……」  康子さんは、毎年、自分だけが持たされ続けたビールケースの運搬に嫌気が差し、「それぞれの分担をきちんと決めてやるのはどうでしょうか」と提案したという。 「そもそも地元の若い人は、女衆だけでなく男衆がいる会合でも、年長者に対して絶対に意見を言いません。それ以前に、年長者の前では言葉さえまともに発しません。その結果、地域の会合はいつも何も決まらないまま、年寄りが意味不明なことを一人で自慢気にしゃべり倒して何時間も費やした挙げ句、『じゃ、例年通りで』で終わりです。何が例年通りなのかさえ、わからないままですよ。それで、うちだけじゃなく集落の新参者へ、一方的に色々と負担を押しつけておしまいです」  たまに、長老組が若い者に話しかけるかと思うと、それは大概、“嫌がらせ”に見えたという。夫の尚さん(48)が言う。 「私がいた集落では、その土地出身の者であっても、若い者には負担や厄介ごとを押しつけるだけで、役職などには就かせないんです。でも、あるとき珍しく、長老格が若い人を指名して『役職にどうだ』と言い出した。いよいよ権限を譲る気になったのか、珍しいな、と思っていたら、あとで指名された人が『あの野郎、オレに嫌がらせをしてきやがって』と怒り始めたんです。年寄りが役職を譲るときは、権限を渡さず、無駄な雑用を増やさせる。つまり嫌がらせも同然だということなんです」  移住して何年も経ち、その人間関係がばかばかしくなってきた茅野さんは、「例年通り」の号令に業を煮やし、「そろそろ事前に役割分担を」と、やんわりと促したのだった。だが、それがまずかった。  集落の女性陣のなかで、ワルさにおいては移住者らに悪名高い、カズミの嫌がらせが始まった。康子さんが言う。 「子供の保育園への送り迎えで、カズミさんの車は駐車場でじっと待っていて、わたしが車を発進させると、まるで尾行するかのようにぴったりと、どこまでも後ろを追いかけてくるんです」  1クラスしかない保育園。毎日、カズミと顔を合わせる。だが、会釈をしても露骨に無視され、車の後ろを尾けてくるなど、理解不可能な行動が始まった。それと前後して、夫の尚さんもターゲットに。 「消防団での出初め式のときです。なんだか常に僕のほうにカメラが向いているのに気づいたんです。よく見ると、カズミといつも一緒にいるミカが、こちらにずっとホームビデオのカメラを向け続けているんです。最初は、自分の夫を撮っているのかなと思ったんですけど、僕が動くとカメラもやっぱり僕を追いかけてくるんです」  カズミは、あたりの集落で最も注意すべき人間だ。自分たちが移住してきた頃に開かれた「ランチ会」で洗礼を受けたことを思い出す。  歓迎と称して呼ばれた2人きりのランチで、カズミは康子さんの出自から家庭の細かい事情まで、根掘り葉掘りとプライベートに容赦なく立ち入ってきた。だがカズミは、自分たちのことは何を訊いても、一切答えなかった。 「でも、やっぱり移住者として、先のこと、これからの生活を考えれば、仲良くしたいじゃないですか。村の人たちに受け入れてもらうための第一歩として、なるべく隠し立てすることなく、話したほうがいいと思いました」(康子さん)  翌日だった。集落の多くの人が、カズミに話した内容を知っていた。 「それをまた『知ってるよ』なんて、いちいち私に告げる必要もないのに、あれだろ、これだろって、まるで『オラは全部知っているぞ』と言わんばかりに、ぜーんぶ、こっちにぶちまけてくるんで、面食らってしまいました」(同)  とにかく黙っていることができない人々だった。「あの人たちの神経がよくわかりませんでしたね。今でも、理解できませんけど」(同)  その後、移住ブームに乗って、茅野さん夫婦の集落にも年に何組かの夫婦が移住してきたが、そのたびに“歓迎のランチ”は行われ、そこでの会話のすべてが、翌朝には集落中すみずみまで拡散するのだった。 「『あの奥さんは、こんなことを言っていたらしい』とオブラートに包むのならまだしも、相手を揶揄する材料にしてしまうんです。もう聞いているこっちは、本当に嫌な気分になりましたね。ああ、ワタシもこうやって笑われていたんだなって、移住してきた当初のことも思い出しました」(同) 無言で見つめ続けるカズミ  それでも茅野さん夫婦は、集落での生活になんとか馴染み、友人もできた。子供にも恵まれた。移住先の土地で生まれた子供にも友達ができて、自宅を行き来する友人家族も増えた。 「いろいろ嫌なこと、馴染みきれないこともありましたけど、やっぱり子供同士の無邪気な関係が、親同士の人間関係の助けにもなってくれることもありました」(同)  だが、そう思っていると、先に紹介した夏祭りをめぐる発言をきっかけとして、“集団無視”が始まったのだ。 「私のせいと言われれば、そうかもしれません。でも毎年、わたし一人でビールケースを何箱も運ばされたり、片付けも全部押しつけられたりとか、さすがにおかしいと思いました」(同)  夫の尚さんも憤る。 「家内は長く、そんなことをやらされているなんて、僕にはぜんぜん話さなかったんです。心配させまいとしていたんでしょうね。でも、10年近くもそんなことをやらされてきたと知って、僕もビックリして、こう言ったんです。『それは単なるイジメだぞ』って」  やんわりながら「役割分担を」と提案した。そのひと言が、ようやく築いてきたと思った移住先での“人間関係”を崩してしまったのだ。集落では、リーダー格であるカズミが無視を決めれば、「まさにあうんの呼吸で」(尚さん)、瞬時に集落の若い衆へ伝わっていく。  子供も間もなく保育園を卒園し、小学校への入学式を迎えることとなった。入学準備のため、学校へ出向くと、そこは「1学年1クラスのみ」。担任となる教諭が入学準備の説明をしている間、康子さんは強烈な視線を感じた。  ふと顔を上げると、前に座るカズミと、その隣に座るミカが、薄目で冷たい視線を向けているではないか。  気のせい? 気のせいだよね?   康子さんはいったん机の上に目を落とし、再びそっと顔を上げた。カズミとミカは一緒に、じーっと康子さんを見つめ続けていた。  小学校に入学すれば、集落の子供たちは集団登下校。保護者はLINEやメールでも連絡を取る。しかし集団で無視されれば、子供にも累が及びかねない。親が無視されていれば、保護者同士の連絡などままならないのは目に見えている。 「そもそも、これだけ日本全国挙げてイジメはダメだ、人権尊重だって騒いでいる時代にですよ。親が率先して無視だ、イジメだってやっている土地の学校に子供を通わせたいとは思いませんからね。それでいて、彼女らはもっぱら、ひたすら子供に『公文式』をやらせ、役所に就職させることばかり考えている。それもすべてコネでね」(康子さん)  こんな問題のある場所で子供を育てられない。真っ当な人間に成長できるはずがないと思ったという。 「だって、集団無視に加担する集落の人間は皆、親の代、その前から代々続く習慣を“守っている”だけですからね。いいか悪いか以前に、それが伝統なわけですから。特定の人間を責めても始まらないんですよ。集落の歴史とか慣習とか様々なもの積み重なった、要するに土地柄に原因があるわけですから」(同)  そう考えた茅野さん夫婦は、10年以上住んだ移住先を離れ、東京へ引っ越すことを決めた。だが、恐怖はそれだけでは終わらなかった。  引っ越してから2週間後。かつて住んでいた集落の所轄警察から1本の電話がかかってきた。「ゴミを不法投棄しましたか?」――。 「もう仰天しましたよ。うちの集落は、自治会に入っていない人には、絶対にゴミを捨てさせないんです。ところが警察の話だと、私たちが引っ越す前に出したというゴミが、何キロも離れた隣の集落にあるゴミ捨て場に不法投棄されていたって言うんです」(同)  すべてのゴミ袋には、出す者の名前を書くのがルールだ。隣の集落の人々は、知らない名前がゴミ袋に記されているのに気づいたのだろう。 「嫌がらせで、私たちが出したゴミを持ち出して、隣の集落のゴミ捨て場に放置したんでしょう。私たちのゴミ袋が盗まれたこともありました。ゴミ捨て場の壁に、真っ赤なサインペンで『茅野』って大書されていたこともありましたね。何の意味なのか、さっぱり分かりませんでしたけど」(同)  盗んだゴミの袋を開け、中身をチェックしたのではないか……。何の証拠もないが、そんな気がして仕方がなかった。もし事実なら、集落全員が「科捜研の女」ということになる。公安警察も真っ青の徹底した“調査”ではないか。「さらに……」と康子さんは言う。 「そもそも、『自治会に入っていない人間しかゴミは捨てられない』とか言っても、ゴミ袋は地方自治体、つまり市や町や村で統一されています。隣の自治会といっても、行政を担当している役所は全く同じです。違う自治会のゴミ捨て場にゴミを出したからといって、本当に不法投棄なんでしょうか? もし本当に不法なら、刑事告発でも民事訴訟でも起こせばいいんですよ。ここは日本です。因習が法律を超えることはできません」  康子さんらが集落から急いで引っ越そうとしている頃、近くの空き家を自分たちで楽しげに修理する新しい移住者一家の姿が見られるようになった。 「まだ小さな女の子がいるご家族でしたけど、近くの神社を散策したり、家族みなで神社に手を合わせたりしてね……。これから起きるであろう辛い出来事を考えると、涙が出てきてしまいました。こうやって移住者なりに、新しい場所で、それなりに地元の邪魔にならないようにと思って、必死で溶け込もうと頑張ってるわけです。でも、嫌がらせはいつ始まるかはわからないんです。狙われたら最後、もう関係を修復することはできないんです。『こんなブラック集落に入っちゃだめっ』て言いたくて、教えてあげたくて」(同)  まずは、恐怖の質問攻めランチ。その後は、パシリの日々。そして異議を唱えた瞬間に、集団無視が始まる――。 「田舎暮らしは、もうこりごりです。都会が一番幸せだということを知ることができた。これが田舎暮らしをした者の最大の成果でした」(同)  康子さんは、かの地での知り合った人間のLINEはすべて「ブロック」にし、東京の杉並区に戻った今は、ようやく平穏な毎日を送っているという。気がかりだった子供も、都会の小学校で早速新しい友達ができ、ほっと一安心だ。夫の尚さんが屈託のない笑顔で言う。 「京王線は朝晩のラッシュが凄いんです。殺人ラッシュですよ。でも、気がつきました。都会の人たちはもともと冷たい、ある程度はドライだってわかっていますから、嫌なことでも耐えられるんです。人の数が多いだけ気にならないし、逃げ場もいくらでもある。でも、田舎はね。いったん無視が始まったら、もう逃げ場はない。都会に逃げる以外にはね。身動きがとれない殺人ラッシュも、今は幸せに感じられますね」 取材・文/清泉亮(せいせん・とおる) 移住アドバイザー。著書に『誰も教えてくれない田舎暮らしの教科書』(東洋経済新報社) 週刊新潮WEB取材班 2019年5月2日 掲載 新潮社 関連記事 「田舎暮らし」の孤独に耐えられない移住者 全共闘世代が誘い込む市民運動の罠 監視と縛りの日常生活“ブラック集落”を避けるには 移住民が落ちた「村八分」地獄 「憧れの田舎ライフ」で常に警戒すべき“因習リスク” 若夫婦を苦しめた“奴隷の亡霊” 金メダルでも「村民栄誉賞」がもらえない… パシュート「菊池彩花」村八分騒動 集落は× 別荘地は◎ 田舎暮らしの新しい提案――清泉亮(ノンフィクションライター) 最終更新:5/2(木) 5:58 デイリー新潮 (c) SHINCHOSHA

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