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東尋坊の崖の上で少女が絞り出した“言葉”を前に…米紙が「609人の命を救った日本人」を紹介・・・こんな人がまだ日本にはいてくれるのですね!
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    東尋坊の崖の上で少女が絞り出した“言葉”を前に…米紙が「609人の命を救った日本人」を紹介 5/4(土) 14:00配信 Photo: Buddhika Weerasinghe / Getty Images News 約25m下に日本海が波打つ東尋坊の崖──。そこで思い詰めてる人物がいないかを双眼鏡で探している男性がいる。そう、彼の目的、そんな人々が飛び降りる前に、思いとどまらせること。 15年間そんな日々を続け609人を命の淵から救った彼の姿を、米紙「ロサンゼルス・タイムズ」が取材した。 雨の日に飛び降り自殺をする人はあまりいない。 自殺志願者たちは、天候が回復して人々が外出するとき、惨めさを思い出して飛び降りるのだ。彼らは金融危機や、学校の休み明けといった、人生の苦しみが大きくなる時期に飛び降りる。 しかし、茂幸雄さんの日課が天気に左右されることはない。 ほとんど毎日、約25m下に日本海が波打つ東尋坊の崖の、玄武岩でできた柱をよじ登り、歩き回る。双眼鏡を覗いて、遠くの岩々にうちひしがれた姿がないか探す。話しかけて、彼らを思いとどまらせる心づもりで。 15年間そんな日々を続けた結果、茂さんは609人を命の淵から救った。 「友達に会うときのような感じでやっているんです」と茂さんは語る。くたっとした釣り用の帽子をかぶり、おだやかな物腰の73歳の元警察官である。 「はらはらしたりはしません。こんにちは、お元気ですか、というような感じで話しかけるんですよ。ここでは助けを求めている人たちは、ただ誰かが話しかけてくれるのを待っているんです」 現代日本の「ロマンティック」ではない自殺 日本の自殺死亡率は発展国の中でも最も高い。2016年は10万人に17.3人の割合となり、これは主要先進国の中では韓国に次ぐ2位となった(ちなみに米国は13.5人)。 自殺者の大半は男性だ。銃での自殺が多い米国とは異なり、最も一般的な手法は首吊りである。15歳から39歳の年齢層において、自殺は癌や事故を合わせた死亡数以上に命を脅かす原因となっている。 これらの統計は、経済発展や政府の自殺防止対策により、大幅に改善された結果だ。金融危機後の1990年代後半には、年間の自殺者数は約3万3000人にまで増えたものの、それ以降減少傾向にある。2016年には約2万2000人が自殺をしたが、これは22年間で最少となっている。 日本の国外では、日本の自殺を報道するメディアの表現には、江戸時代の武士による「セップク」──儀式化された自死の刑──から、故意に戦艦にぶつかっていった第二次世界大戦の神風特攻隊まで、「誇り」や「名誉」といった概念が頻出する。 しかし現代の日本人の生活では、経済的な危機や家族の問題、失業、病気、仕事場や学校でのプレッシャーなど、あまりロマンティックではない言葉が多く見られる。東京都は2007年に自殺対策基本法を導入し、その10年後にはより総合的なガイドラインを定め、対策を強化している。 日本政府は「法的、社会的、そして文化的レベルで自殺に取り組んでいる」と、京都府立医科大学の教授で自殺予防研究を行っている本橋豊教授は語る。 教授によれば、政府はうつ病の研究にただ予算をつぎ込むというよりは、自殺の背景にある原因に取り組もうと試みているという。 具体的には、自殺相談窓口の開設、カウンセリングを受けやすくする工夫、自殺を幇助するようなウェブサイトの監視、週ごとの労働時間の削減、そして労働基準法の改正といった対策を重ねている。 次ページは:とある老夫婦の自殺がきっかけ 最終更新:5/4(土) 14:00 クーリエ・ジャポン 東尋坊の崖の上で少女が絞り出した“言葉”を前に…米紙が「609人の命を救った日本人」を紹介 5/4(土) 14:00配信 とある老夫婦の自殺がきっかけ 日本での自殺の多くは自宅で起こるが、「自殺の名所」とされる場所で起こることもある。橋や崖、峡谷、高層ビルなどだ。専門家によれば日本にはそういった名所が50ほどあり、そこには富士山麓にある「樹海」として評判の悪い青木ヶ原も含まれる。 2018年1月、人気ユーチューバーのローガン・ポールは、樹海で首つり自殺した遺体を発見して笑っている動画を投稿し、全世界から批判を浴びた。ポールは後に謝罪している。 もう1つの自殺の名所が、東京から約320km西にある東尋坊の崖である。東尋坊は、恋敵によって崖から突き落とされたという悪名高い僧侶にちなんで名付けられたという言い伝えがある。この崖は約80mにわたって広がり、波に削られた岩山が海に向って骨張った指のようにのびている。 茂さんは42年間警察官を勤め、最後の勤務地となった東尋坊では頻繁に波間から遺体を引き上げなければならなかった。 2003年、彼はベンチに座っている年配の男女を見かけ、話しかけた。彼らは東京でバーを経営していたが、重い借金を背負っていた。2人は日が暮れたら飛び降り自殺をするつもりでいた。茂さんは同僚を呼び、2人を地元の役所の福祉課へ連れて行ってもらった。 しかし窓口はこの男女を送り返し、5日後彼らは新潟県で首を吊ってしまった。 衝撃を受けた茂さんは崖をパトロールするNPO団体を設立。現在では20人のボランティアが日中定期的にパトロールをしている。 「1人でパトロールをするのは、2人組だと自殺志願者が警戒し隠れてしまうからです。一対一の会話だと、彼らは安心してくれるのです」と彼は言う。 茂さんは最近ドローンを入手した。これなら崖をかなりの速度で偵察することができる。 それでも、彼がすべての人を翻意させてきたわけではない。2017年は10人が崖で自殺した。2016年には14人、2015年には12人が自殺している。 ある日、崖を立ち去ろうとしたときのことだ。茂さんは地面に黒い鞄を見つけ、手遅れになったのではないかと恐れた。慎重に近寄り、手紙や遺物、持ち物などを確認するため鞄を開いた。 「おそらく誰かが置いていきたかった鞄だったのでしょう」と彼は語る。 鞄にはなぜか砂がいっぱいに詰まっていた。茂さんは安心してため息をつき、帰途についた。 西欧ではフェンスや網などといった障壁が自殺名所で飛び降りを防止している。たとえばカナダのオンタリオ州トロントにあるプリンス・エドワード高架橋などだ。茂さんは同じような防止策の導入を主張した。 しかし東尋坊では観光に影響するということで、却下されてしまった。その代わり日没後の飛び降りを思いとどまらせるため、地方当局は屋外灯を導入した。 茂さんは、飛び降り自殺をする人たちは日本で最も弱い立場にある人々を代表していると言う。ホームレス、高齢者、学校でいじめを受けている子供たちなどだ。 彼らは福井県まで電車に乗り、そこからバスで崖に向う。お金はほとんど持っていない──「天国に行くつもりなら、お金はいりませんからね」と茂さんは言う。彼らは何時間も絶壁のそばで一人座り、日が落ちて人気がなくなるのを待つ。 茂さんが典型的な例を説明するにつれて、彼が細かな点までしっかり記憶していることがわかってくる。 2017年8月31日、午後6時20分のことだ。茂さんは崖の端で物思いにふけっている17歳の少女に気づいた。 茂さんは近くにある小さな事務所、自身のNPO団体の本部に連れていき、会話を促した。少女の両親は学業で成功するようプレッシャーをかけていた。「でも、その期待にはとても応えられないのです」と少女は茂さんに胸の内を明かした。 「学校は昨日始まったけれど、宿題をしていない。だから恥ずかしくて……」と少女は語った。 その朝、学校に行く代わりに、彼女は電車とバスに乗り、崖までやってきた。彼女の家のある滋賀県からは2時間の旅だった。 茂さんは少女の両親に電話した。 「私たちは聞いたんです。どちらが大事なんですか、この子の命ですか、それとも卒業ですか、と。そして私たちは両親に少女を引き渡したんです」 両親に引き取られた彼女は、2017年に救われた28人のうちの23人目となった。 ※この記事は2018年5月に掲載されたものです。 Jonathan Kaiman  【関連記事】 • 東京五輪金メダル候補が自殺─どうして彼女は死を選んだのか? • 日本の子供の自殺が過去30年で最多に…うつ病に根強い偏見 • 大幅に自殺率が減っているのはロシア、増えているのは「あの国」 • 19歳の誕生日を迎える3日前、彼女はスマホを手に列車に飛び込んだ • 「安楽死のリミットをどこに設けるか」──手軽すぎる?先進国オランダで物議 最終更新:5/4(土) 14:00 クーリエ・ジャポン
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