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中年息子の引きこもり」事件で明らかになった「8050」問題、、、われわれは、かなり深刻な状況にあります!
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    中年息子の引きこもり」事件で明らかになった「8050」問題 6/7(金) 7:00 Yahoo!ニュース 271 写真:現代ビジネス  中年の引きこもり息子と、その親。両者が続けざまに起こした事件によって、高齢化にともなってこの国でひっそりと進行している問題が浮き彫りになった。苦悩しているのはあなたの隣人かもしれない。発売中の『週刊現代』では、「8050」問題について特集している。 腕力では負ける  「英一郎君が、中学1年生のときからすでに家の中の物を壊したり、お母さんに暴力を振るったりしていたという報告は受けていました。学校でも、周囲からちょっといじめられたりすることもあって、ストレスを溜めていたのかもしれません。  勉強は好きではなく、成績は芳しくなかった。あの学校では、小学校では飛び抜けて優秀でも、自分よりできる子がゴロゴロいるので、ショックを受ける子供も少なくありません。  とはいえ、彼の場合はお父さんも華麗なる履歴の持ち主で、学歴への信仰は強かった。  インターネット上でお父さんのことを自慢していたという報道を見るにつけ、『自分はこんなはずではない』という強いコンプレックスが、彼の生涯に暗い影を落としていたのかな、と思います」  沈痛な面持ちでこう語るのは、元農水事務次官の父・熊澤英昭容疑者(76歳)に殺害された、熊澤英一郎さん(44歳)の高校時代の担任教員だ。  英一郎さんが通っていた私立・駒場東邦高校は、毎年50人以上を東京大学に送り込む、都内有数の中高一貫の進学校だ。  在学中は親しい友人もおらず、部活にも入らずにゲームに熱中していた。  「大学受験に失敗し、浪人して1年目か2年目に、突然高校に現れて『アニメの学校に合格した』と報告してきました。そのとき、アニメの楽しさを一席ぶった。気分が高揚していたのでしょう。  その後は、日本大学の理工学部土木工学科に進学したと聞いています。在学中は文系だったので驚きました。  お父さんの影響でしょうか。長く別居していたということですが、生活費はお父さんがずっと出していたのだと思います」(元担任)  その後、流通経済大学の大学院に進学しCGについて学び、'01年に修了。大学院卒という肩書は得たものの、彼が定職に就いたという話は一向に聞こえてこない。  本人は「パン職人の資格を持っている」と周囲に語っていたが、実際には親の脛をかじりながら同居生活を送っていた。親元を離れたこともあったが、事件の10日ほど前に老親の暮らす実家に舞い戻ったという。  その直後から、両親への暴力が始まった。老親にとっては、中学時代に息子がいじめを受け、母親に暴力を振るうようになってから繰り返された悪夢の日々が、ふたたび始まったのだ。  昔はその気になれば腕力で抑え込むこともできただろうが、76歳の父親にもうその力は残っていない。  「川崎のような事件を起こさないか不安だった」という熊澤容疑者の心境も、かなり切迫したものだったのだろう。だが、近隣では、熊澤容疑者が息子と同居していたことすら気づいていなかった。 傍からは気づかない  川崎の20人連続殺傷事件に、今回の元農水事務次官による子殺し。相次いで起こった「中年息子の引きこもり」を巡る事件を機に、にわかに注目を集めている言葉が「8050問題」だ。  80代の親と、引きこもりが長期化する50代の子供が暮らす世帯が様々な問題を周囲に抱えながら、次第に社会から孤立していく―。  今年3月末、内閣府が発表した調査結果によれば、自宅に半年以上閉じこもっている「引きこもり」の40〜64歳は、全国で推計約61万人にのぼる。これは、15〜39歳の推計約54万人をはるかに上回る数字だ。  40〜64歳の総人口は約4224万人のため、割合は約1・5%。50人クラスなら1人くらい引きこもりがいてもおかしくないという計算だ。しかも、引きこもり期間が7年以上のケースが半数を占めている。  「8050問題」を長期的に取材しているジャーナリストの池上正樹氏が言う。  「ひきこもり当事者たちも、当初は『何とかもう一度社会に出たい』『人とつながれる居場所を得たい』と、自分の状況を変えなければという危機感を覚えている場合が多いのです。  しかし、受け皿がなかったり、自分の声を聞いてもらえなかったりして次第にどうしたらよいかわからなくなる。そして、どこかでふっと気持ちが切れて、生きることに対する意欲を失ってしまうのです」  もちろん、中年の引きこもりが今回の2件の事件のような極端なケースにつながることは、ごく稀なことだ。むしろ、自室で息をひそめ、怯えるように暮らしている人のほうが多いだろう。  それだけに、傍から見ればごく普通の生活を送っている家庭が実は「8050問題」を人知れず抱え込んでいるというケースは、日本中にたくさんある。  栃木県に住む富田法子さん(82歳・仮名)もこの問題に悩む一人だ。  富田さんは現在、54歳になる息子・宏治さん(仮名)と同居している。 宏治さんが長年勤めていた東京の家電メーカーを辞め、実家に戻ってきたのは'08年のことだった。  宏治さんは、直属の上司と反りがあわず会社を1年以上休職した末に依願退職。それがきっかけで、長年連れ添った妻と離婚した。  「一人だと精神的に心配だと思ったので『帰ってきたら』と言ったんです。最初は、久々に一人息子が戻ってきて、喜んでいたんですけどね。  でも、こっちには本人が求めるような正社員の仕事はなくて、だんだんハローワークからも足が遠のき、いつしか家にいることが多くなりました」 どこにも相談できない老親  当時、富田さんの夫も存命で、二人分の安定した年金収入もあったために、同居人が一人増えても、即座に生活に困ることはなかった。  「そのままにしていたのが悪かったのでしょうか。家の2階の部屋に一日中引きこもって、インターネットをしたり、子供の頃に習わせていたピアノを弾いたりしている。その頃から、だんだん心配になりました」  そうして、2年が経過した頃、空気を一変させる出来事が起きる。富田さんの夫が「お前、いい加減働いたらどうだ」と宏治さんをやんわりと諭したところ、宏治さんの態度が急変したのだ。  「顔を真っ赤にして泣きながら、ワーッとまくしたてたんです。『全部お前たちのせいだ』と。それから、近くにあったデスクライトを摑んで壁に投げつけた。  そのとき壁に空いた穴は、いまもそのままになっています。あれ以来、私も夫も、あの子に何も言えなくなってしまいました」  二人が萎縮したことで、宏治さんの行動はエスカレートしていく。  「私達に直接手を上げることはないのですが、物を投げつけたり、怒鳴りつけることは日常茶飯。いまではもう、下の階に降りてくることもありません。私が毎日三食を宏治の部屋に運び、しばらくしたら皿を回収しています」  '15年に父が82歳で死んだときも、宏治さんが葬儀や告別式に顔を出すことは一切なく、死後の手続きから、葬儀の準備まで、高齢の富田さんがすべて一人でこなした。  いぶかる親族に、富田さんは「息子は海外赴任中だ」と取り繕ったという。  「夫は、地元の銀行で支店長まで務めあげた人。生前から『宏治が戻ってきたことは周りには絶対言ってはいけない』と言っていました。近所の人は気づいていたかもしれません。  でも、伝えたところで世間様がどうにかしてくれるわけではない。死ぬまでは面倒を見るつもりですが、私がいなくなったら、あの子はいったいどうやって生きていくのか……」  熊澤容疑者のケースしかり、この富田さんのケースしかり、「なぜ、誰にも相談しなかったのか」という疑問は誰もが抱くところだ。  だが、筑波大学教授で、心理学者の原田隆之氏は、「いざ自分のこととなると、そうした『援助要請』をすること自体が、心理的に難しい」と語る。  「今回の事件を起こした熊澤容疑者も聡明な人ですから、外に色々な支援の窓口があったことは頭ではわかっていたはずです。それでも、結局は問題をずっと家族の中で抱え込んでしまった。  一般論として、一番大きな原因はやはり日本人が社会の中で刷り込まれている『内と外』という考え方がいまだ根強いことでしょう。  子供が引きこもった時点で、『これは家の中の問題だから』と線を引いてしまう。そして、育て方が悪くてこうなってしまった以上、『親の責任』で何とかしなくてはいけないという心理が働く。  もちろん、世間体を気にして『恥ずかしい』と思う気持ちもあり、それらがないまぜになって人を頼ることが出来なくなってしまう」(原田氏) 親の遺体と同居  長すぎた老親との同居生活により、引きこもり中年の社会的コミュニケーション能力は低下していく。そして迎える、老親の死。  識者の中には、引きこもり中年たちのために生活保護費が増大するとの指摘もあるが、事態はより深刻だ。  彼らは、自ら役所に相談することも、生活保護を申請することもままならない。現実に、近年そうした親に先立たれた引きこもり中年を巡る事件は頻発している。  '18年1月には、北海道で82歳の母親と52歳の娘が自宅でそろって遺体で発見されるという事件も起きている。娘は、高校卒業後に一度は就職したものの、職場に馴染めずに退職。以後、20年以上引きこもりの生活を送っていた。  母親は、娘の食事や身の回りの世話などをすべて代わりに行っており、その母親が亡くなると、娘は為す術なく、ただ餓死するのを待つしかなかった。  さらに、'18年の11月には、神奈川県で当時81歳の母親の遺体を、死んでから10ヵ月近く放置したとして、49歳の長女が死体遺棄容疑で逮捕されている。  この長女は、当初は母の介護のために仕事を辞めて実家に帰り、自身も引きこもりの状態になっていた。  役所に母親の死を伝えることより、とりあえずなかったことにして「平穏な毎日」を送ることを選んだのである。  中高年の引きこもりは、学校でのいじめや就職の失敗などが原因に挙げられる。荒れる学校が社会問題化し、ドラマ『3年B組金八先生』がスタートしたのが1979年。  この前後に少年期を過ごした世代は、団塊ジュニアも含めて就職難の時代に直面し、派遣切りなどの理不尽な目に遭った人も少なくない。  社会に絶望した彼らが、中年になり自宅に籠城するかのように老親と同居生活を送っている。そんな暮らしは破綻することがわかっていながら、SOSを発することもできない。 我々が考えている以上に、今回の二つの事件に「次はわが家も」と苦悩している家庭は多い。  それは、一見平穏に見えるあなたの隣家の姿かもしれない。  発売中の週刊現代では、このほかにも「都心のど真ん中にドカンと一軒家を見に行く」「ドキュメント警察捜査 覚醒剤密輸入 経産省キャリアが逮捕されるまで」などを特集している。  「週刊現代」2019年6月15日号より
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