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心優しい子が突然「このクソババァ!」…14歳前後から始まる「悪夢の10年」、親を嫌いになるホルモンのせい?・・・・この解説はおもしろくて笑ってしまいますね!
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    心優しい子が突然「このクソババァ!」…14歳前後から始まる「悪夢の10年」、親を嫌いになるホルモンのせい? 1/27(日) 7:11配信 イラスト:西島秀慎 心療内科医 梅谷薫  「先生、『親』ってこんなに大変な仕事だったんですね!」  E代さんは心療内科の外来で、ため息をつきながらそうこぼした。  彼女は現在、48歳。診断は「抑うつ状態」。3年前に初めて来院したときは、職場のストレスからくる「適応障害」の診断だった。会社の上司が高圧的な人で、まだ仕事に慣れないE代さんに、次々無理難題をふっかけてくる。毎日のように繰り返されるいじめとイヤがらせで、E代さんはすっかり体調を崩してしまった。胃が痛くて、眠りが浅い。朝起きられなくて、会社に行くのも大儀になってきた。心療内科を受診する気になったのは、それがきっかけだったのだ。  「適応障害」の診断書を提出し、職場を替えてもらった。イヤな上司の顔も見なくてすむ。もうこれで体調も戻るはず。ホッとしたはずなのに、症状はおさまらなかった。「どうして?」とE代さんは考えた。そして思い当たったのが、高校に入ったばかりの息子のことだった。 夫婦げんかの夜、「ボクがお母さんを守ってあげる」と言ってくれたが…  「子どもが産めない体じゃないの?」と、姑(しゅうとめ)に嫌みを言われながら、ようやく授かった大切な一人息子。夫が単身赴任となり、浮気が発覚してひと騒動あった時も、子どもに苦労をさせてはいけないと、必死になって育ててきた彼女の宝物だ。そのかいあって、息子は頭が良いだけでなく、心優しい男の子に育ってくれた。  夫婦げんかに疲れ果てた夜、「ボクがお母さんを守ってあげる」と言われたときは、不覚にも涙がこぼれた。  しかし、そんな自慢の息子は、中学2年頃から急に無口になった。何でも話してくれていた息子は、心配そうな彼女の話しかけにも、うざったそうな目をするばかり。中学3年になると成績が落ちて、第一志望の高校は難しいと先生から言われた。それでも息子は黙っているだけだ。  「どうしたの? どうして何も話してくれないの?」と問いかけるE代さんに息子の一言が飛んだ。  「うっせいな。黙れよ、このクソババァ!」  E代さんは驚愕(きょうがく)した。   そこにいるのは、これまでの「かわいいボクちゃん」ではなく、見知らぬ男性のようだった。  高校に入る頃から息子の態度はさらに悪化した。試験の結果を尋ねようとしたときは、「うるさいっ!」と罵声が飛び、本を投げつけられた。さらに怒りがおさまらないのか、息子は拳をたたきつけて、壁に大きな穴を開けてしまったのである。  「あの時はホントに怖かった。私の父が暴力的な人だったので、その場面がよみがえり、一瞬で凍りついてしまいました」  E代さんはつらそうに、そう語る。 心優しい子が突然「このクソババァ!」…14歳前後から始まる「悪夢の10年」、親を嫌いになるホルモンのせい? 1/27(日) 7:11配信 性ホルモンが親元を離れる行動を導く  「『親を嫌いになるホルモン』って知ってます?」  私はそう尋ねてみた。  「えっ? そんなものがあるんですか?」とE代さん。  「実は『性ホルモン』のこと。私はひそかにそう呼んでます。思春期になると、性ホルモンが出てくる。特に男の子の場合は、男性ホルモンの影響で、ひとりを好むようになり、あまり親と話をしなくなる。わけもなくイライラしたり、八つ当たりをしたり……。そしてなぜか『親を嫌い』になるんです。その理由が自分でもわからないので、『小さいとき、お母さんにこんなことを言われた。ひどい仕打ちをされた』と昔の話をし始める。確かにひどい親もいるけど、そうでないこともある。言われた親はびっくりしてしまいますよね」  「確かに。思い当たることは多いですね」  「生物学的に言えば、生殖が可能な年齢になって、次の世代を産み出すために親元を離れる。そのための行動を導くのが性ホルモンなんですね。人間で言えば、その年齢が14歳前後。昔なら、そのころに『元服』して成人になる。でも現代社会では、まだ一人前とは言えない。だから社会に出るまでの10年間くらいが、親子の軋轢(あつれき)の一番激しい時期じゃないでしょうか。『悪夢の10年』と呼ぶ人もいるくらいなんですよ」 親には「子を嫌いになるホルモン」はない  「うちの息子が病気だというわけじゃないんですね?」  「あなたの息子さんは、正常な発育をしていると思います。きっと自分でも苦しんでいるんじゃないかな。でも、子どもが親の『無償の愛情』に気づいて感謝するのは、自分が子どもを育てる立場になったとき。いや、一生気づかずに過ごす人だって多い。だから『親』って、本当に大変な仕事だと思うんです。親に『子どもを嫌いになるホルモン』は出ないですからね。子どもから嫌われて、憎まれて、つらい思いに耐えながら、社会に出て困らないように、子どもを育てあげる。それができてはじめて、『親』としても一人前になるんでしょうね」  「私一人がつらいわけではないんですね。私の子育てが間違っていたんじゃない。それを聞いてホッとしました。子どものためなら、私、まだまだ頑張れます!」  E代さんはすがすがしい表情でそう語ったのだった。  *本文中の事例は、プライバシーに配慮して改変しています。 梅谷 薫(うめたに・かおる) 梅谷 薫(うめたに・かおる)  内科・心療内科医  1954年生まれ。東京大学医学部卒。90年から同大学で精神科・心療内科研修。都内の病院の診療部長、院長などを経て、現在は都内のクリニックに勤務。「病(やまい)になる言葉〜『原因不明病時代』を生き抜く」(講談社)、「小説で読む生老病死」(医学書院)など著書多数。テレビ出演も多い。
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