CALENDAR
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    
<< April 2019 >>
RECENT COMMENTS
PROFILE
MOBILE
qrcode
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
LINKS
RECOMMEND
OTHERS

小論文なんでも相談室

<< 森友学園・籠池夫妻が語る大阪府の「便宜」安倍首相の「手のひら返し」、、、いずれにしても、安倍さんはしほうだい!なことは確かだ‼ | main | 復活列車待ち…駅守り続ける男性 併設カフェ、熊本地震後も営業・・・・待ち遠しいですね! >>
受験は「考える力」と「教養」で 県立千葉高、ゼミで育む自主自律・・・すばらしい方針と実行とその継続!!
0
    受験は「考える力」と「教養」で 県立千葉高、ゼミで育む自主自律 4/8(月) 7:13配信 千葉高校・中学の正門。高校の表示板は長い歴史を感じさせる 《連載》学校のリーダー 千葉県立千葉高校 千葉県立千葉高校(千葉市)は、東京大学に毎年20〜30人前後の卒業生を送り込むなど県内トップレベルの進学校だ。ただ、教育方針として掲げる「重厚な教養主義」と「自主・自律」の考え方を背景に、大学選びでは生徒の意思を尊重し、受験対策に絞った特別なカリキュラムも組んでいないという。そんな同校が大学受験で実績を残し続けているのはなぜか。佐藤宰校長に聞いた。 ■付属中、08年に開校 千葉高の校舎は、一膳坂という坂を上った緑豊かな高台にある。一膳坂という名には「朝ごはんをしっかり食べないと上れないほど険しい」という由来があるという。校内には、1927年に建てられ、今も使っている講堂をはじめ、歴史を感じさせる校舎が立ち並ぶ。学校の創立は1878年(明治11年)だ。 その千葉高は2008年、大きな転機を迎えた。県の学校改革の一環として同じ敷地に付属の千葉中学が開校したのだ。高校の1学年の定員320人のうち、4分の1にあたる80人が千葉中からの内部進学者。千葉高では内部進学者を「内進生」、高校受験を経てきた生徒を「外進生」と呼んでいる。 千葉は東京への交通の便がよいことから、都内の進学校に進む子どもが少なくない。県内でも私立の進学校の台頭が目覚ましい。このため千葉中の設立を大学受験対策と見る向きもあった。 ■考えるゼミ授業、中学生から だが、千葉中の校長も兼ねる佐藤氏は、「付属中学は受験に特化するためにつくられたわけではない」ときっぱり言う。実際、中高一貫の進学校のように中学で高校の学習内容を先取りするといったことは一切していない。千葉中出身者は、高校では各クラスに均等に振り分けられ、受験組と席を並べて同じ授業を受ける。「高校時代の成績も受験する大学も、内進生と外進生で特に違いはない」(佐藤氏) では、なぜ付属中学をつくったのか。佐藤氏は、「今の子どもたちは考えるのが苦手で、指示がないと何もできないという危機意識が教育関係者の間にある。自発的に自分で考え、調べ、発表する力を持った子どもを育てるため」と話す。 その目的を達成するため、千葉中では1年生からゼミ形式の授業を行っている。生徒は自分でテーマを見つけ、調べ、成果を発表する。3年生になると卒業論文にとりかかり、最後にみんなの前で発表する。17年度の「卒業論文発表会要旨集」をめくると、「紙の包装でごみ問題を軽減できるのか」といった硬派なテーマから、「10代からできるハゲ予防」「エビフライのしっぽは食べるもの?」といった柔らかいものまで、様々なテーマが並んでいた。 受験は「考える力」と「教養」で 県立千葉高、ゼミで育む自主自律 4/8(月) 7:13配信 ■ 考える力の養成と教養主義 千葉中には、春休みを利用して米マサチューセッツ州に2週間短期滞在する「海外異文化学習」プログラムもある。ほとんどの生徒が参加するといい、「みんな大きな刺激を受けて帰国する」(佐藤氏)。 ゼミ形式の授業は高校にも引き継がれ、全員が卒業前に論文を作成する。発表会も開かれ、人文科学、社会科学、自然科学、スポーツ・芸術の各分野の最優秀論文に「千葉高ノーベル賞」が授与される。18年度は「人肉食という文化」「医療機関の利用についての空間分析―千葉県市川市を例にして―」「両利きになろう」「知られざる人間の演奏の秘密」の4作品が受賞した。 考える力の養成と教養主義――。ゼミ形式の授業はその象徴ともいえるが、ほかの授業にもその精神は及ぶ。たとえば、理科の授業は実験を重んじ、まず実験をしてから理論を教えるようにしているという。「卒業生から、大学に行っても実験に困らなかったという話をよく聞く」と佐藤氏は顔をほころばせる。また、週5時間ある英語の授業のうち、2時間は基礎英語から離れ、大学の教養課程で学ぶレベルの英語の文献を読む時間にあてている。定期テストも、ほとんどが論述だ。 ■「考える授業」に重点 こうしたカリキュラムは、大学受験にもプラスに働いているようだ。佐藤氏は、「最近は大学入試で暗記力より考える力がより重視される傾向にある。千葉高では昔から考える授業に重点を置いており、今までやってきたことを続けていけば、現在進行中の大学入試改革にも十分対応できると考えている」と自信を見せる。 18年の大学合格状況を見ると、東大には浪人生を含めて22人が合格。その2年前には32人の合格者を出している。国公立で一番多いのは地元の千葉大学で、18年は45人が合格した。 重厚な教養主義と並んで千葉高が掲げるもう一つの教育方針が「自主・自律」だ。この方針にのっとり、「受験勉強のやり方も大学選びも、各生徒にすべて任せている」(佐藤氏)。もちろん学校がまったく手を貸さないという意味ではない。たとえば、国公立大学2次試験の論述対策では、担当の先生に指導を受ける生徒が多いという。生徒が求めれば、全力で応えるというのが学校のスタンスだ 受験は「考える力」と「教養」で 県立千葉高、ゼミで育む自主自律 4/8(月) 7:13配信 ■「自主・自律」の精神、さらに強化 千葉高には、ほかの高校ではほとんど聞かないユニークな「伝統」がある。生徒会がないのだ。生徒の自主性を育む場である生徒会がないというのは、自主・自律と矛盾するようにも聞こえるが、これには事情がある。 もともと生徒会はあったのだが、1960年代に大学紛争が千葉高にも飛び火し、生徒が図書館に立てこもる事件が発生。警官隊が構内に投入される事態に発展し、その余波で生徒会は自主解散に追い込まれた。それ以来、約半世紀の間、生徒会のない状態が続いている。「話には聞いていたが、2年前に千葉高校に着任し、生徒会がない状況を直に見て驚いた」と佐藤氏は振り返る。 毎年開く体育祭や文化祭は、生徒たちが実行委員会を組織して運営に当たっている。生徒会を復活させようという動きは今まで何度かあったが、生徒自身が「生徒会がなくてもとりあえず大きな支障はない」と判断し、いずれも復活には至らなかったという。学校側も、「生徒会を復活させるかどうかは完全に生徒に任せている」(佐藤氏)。これも言ってみれば、自主・自律の尊重というわけだ。 佐藤氏の現在の関心は、「開校して10年が過ぎた千葉中学を、次の10年でどうさらに発展させるか」だという。佐藤氏は「これまでもゼミや卒論の作成などを通じて生徒の自主性を強化する取り組みをしてきたが、自主・自律の精神をさらに強化していきたい。それは時代の要請でもある。中学でそうした教育を受けた内進生が千葉高に進めば、外進生にとっても大きな刺激となり、より素晴らしい人材が千葉高から育っていくのではないか」と思いを語った。 (ライター 猪瀬聖)
    | - | 08:46 | comments(0) | - |